3軸加速度ピックアップで測定した加速度から合成した加速度を
演算表示させる

3軸加速度ピックアップ各軸の測定された加速度を X、Y、Z とすると、その合成加速度は次式で求めることが出来ます。

 

 

パワースペクトルの場合は周波数成分ごとに計算します。 加速度X、Y、Zをそれぞれch1、ch2、ch3 で同時測定し、その各測定パワースペクトルデータをPWR1、PWR2、PWR3、とすると、次の演算式より周波数毎の合成加速度が計算できます。

 

PWR1、PWR2、PWR3:ch1、ch2、ch3のパワースペクトル

 

ここでは、4画面表示で、画面1にch1のパワースペクトルPWR1、画面2にch2のパワースペクトルPWR2、画面3にch3のパワースペクトルPWR3を表示しているとき、 画面4に周波数毎の合成加速度を演算表示する例を示します。

 

■測定例

 

  • 「データ表示 → レイアウト設定」ページで4画面表示にします。表示フレームは左上から画面1、 画面2、左下から画面3、画面4です。

  • 画面1~画面3にch1、ch2、ch3のパワースペクトルPWR1、PWR2、PWR3を表示します。

  • 画面4のデータエリアをクリックしアクティブにします(データ文字が青字になります)。

  • 「解析 → 演算式設定」ページを開き、画面4に次の演算式を作成し「演算」にチェックをいれOKボタンをクリックすると、演算が実行され 画面4に表示されます。
    なお、Y軸スケールは「LIN」とします。

  •  

     

    演算式設定画面

     

    演算結果表示

     

     

    補足「保存データの場合」
    1軸加速度ピックアップで各軸のスペクトルデータを測定・保存した場合 データ位置(表示フレーム)画面1、2、3にそれぞれX、Y、Z軸のパワースペクトルデータを呼び出し、次の演算式を実行することで同様に演算表示が可能です。

    <メモ>

    パワースペクトルデータは、振幅A(実効値)の2乗値が保存されていて、この値を元にY軸スケールが log の場合は 10 logA2を、LINの場合はA2を表示します。

    上記演算式では次のような計算が実行されます。

    ●Y軸スケールがLINの場合

    X、Y、Z:同じ周波数のパワースペクトル

    ●Y軸スケールがlogの場合


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